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北極に「黒い氷」広がる 温暖化、氷床融解を加速

2016.5.7のニュース

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北極に「黒い氷」広がる 温暖化、氷床融解を加速

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 温暖化が進む北極圏グリーンランドで、微生物が大量に繁殖し氷床が黒くなる現象が確認され、2012年には黒い部分の面積が、四国の1.5倍に相当する約2万7千平方キロメートルに拡大したことが7日、千葉大の竹内望教授(雪氷生物学)らの衛星画像を使った調査で分かった。国際科学誌電子版に発表された。
 竹内教授は「黒い氷は太陽光を吸収しやすい。気温上昇に加え、さらに融解を速める一因となっている可能性がある」と指摘している。
 竹内教授によると、黒い氷の原因は藻類やバクテリアなどの微生物などに由来する「クリオコナイト」と言われる直径1~2ミリの物質。クリオコナイトが底にたまった氷床の穴が気温の上昇で解け、氷床の表面に散らばって、氷が黒く見える。
 研究では、00~14年にわたり、7月のグリーンランドの氷床を調査・解析。「黒い氷」の面積は15年間の平均で氷の露出面の約6%を占め、1年に703平方キロメートルの速さで広がっている。最も面積が広がった12年には00年の7.6倍となる約2万7千平方キロメートルに達した。

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