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約70年ぶりの「国策落語」 林家三平さんが口演

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約70年ぶりの「国策落語」 林家三平さんが口演

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 落語家林家三平さん(45)が1日、祖父の故七代目林家正蔵さんが創作した落語「出征祝」を東京都台東区のホールで約70年ぶりに口演した。戦意高揚を目的に創られた「国策落語」とされる演目で、戦時下の空気を投影した噺に観客は聞き入った。

 終演後、三平さんは「戦争を肯定するためのツールだった演目。今の時代だからこそ、戦争賛美の噺に観客は抵抗を感じると思うし、国のあり方を考えるフィールドになるのでは」と語った。

 「出征祝」は大商店の若旦那に召集令状が届き、番頭や使用人が喜ぶ噺。10代なのに遺言を堂々と語る若旦那、「待ちに待った召集令状」と喜ぶ大旦那が登場し、酒宴に向けて一升瓶を「2本買った(日本勝った)」というサゲで締める。

 三平さんは昨年出演したテレビ番組でこの台本を知った。検閲の痕跡を感じる言葉を見て、祖父から背中を押されたと感じ、再現に踏み切った。

 

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