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歯の特徴、即デジタル化 遺体の身元確認、迅速に

2016.2.23のニュース

東日本大震災

歯の特徴、即デジタル化 遺体の身元確認、迅速に

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 広島大は23日、遺体などの歯の治療痕や特徴を記入する「デンタルチャート」を、即座にデジタル化できるシステムを神奈川歯科大などと開発したと発表した。現在は手書きしたものを後でパソコンに入力しているが、このシステムは、災害現場で専用のペンと紙製のデンタルチャートを用い、自動的にデジタル化できる。

 災害後の早い段階で警察や歯科医らの間で情報共有ができるため、遺体の身元確認が難航した東日本大震災のような大規模災害の際、確認の迅速化が期待される。

 広島大などによると、メモリーやカメラを備えた特殊なペンを使用。歯型が書かれた専用のチャートに、虫歯の進行度や「義歯」「欠損」といった情報をあらかじめ決められた数字で欄に記入したり、詰め物の形状を書いたりすると、情報が近距離無線通信「ブルートゥース」でパソコンやタブレット端末に送信される仕組み。ペンは1本約3万円、チャートは1枚約50円。現状の紙での運用を大きく変えずに済む利点がある。

 2014年8月の広島市の土砂災害で一部の犠牲者に実施。デジタル化までの時間が、大幅に短縮できたという。

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