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水槽での完全養殖打ち切り 近大マグロ、富山実験場

2016.2.7のニュース

生き物

水槽での完全養殖打ち切り 近大マグロ、富山実験場

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 完全養殖の「近大マグロ」で知られる近畿大水産研究所が、富山実験場(富山県射水市)で進めていた水槽でのマグロ完全養殖研究を「十分なデータが取れた」として、1月末にいったん打ち切ったことが7日、研究所への取材で分かった。

 研究所によると、和歌山県と鹿児島県の実験場では、水槽で卵から6~7センチに育てた後、海のいけすに移して養殖するが、富山では水槽に入れた状態でどう育つかを観察していた。

 富山実験場では、昨年7月に鹿児島県から受精卵約60万粒を搬入。ふ化したうち約千匹を直径10メートル、深さ3メートルの円柱状の水槽で飼育していた。順調に成長していたが、昨秋以降、水温が低下し始めると水槽の壁にぶつかって死ぬマグロが増え、昨年末までに10分の1程度に減少。その後、ボイラーで海水を温める対策を取ると、死ぬ個体が減ると確認できたという。

 養殖マグロは網にぶつかって死ぬことが多く、対策が課題。担当者は「衝突死をなくすため、まずは今回の研究データを分析したい」と話した。

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