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京大が返済不要の奨学金給付へ ニトリ会長らから25億円寄付

新たな奨学金制度について発表した(右から)湊総長、安藤氏、似鳥氏=京都市左京区
新たな奨学金制度について発表した(右から)湊総長、安藤氏、似鳥氏=京都市左京区

 京都大は、建築家の安藤忠雄氏やニトリホールディングスの似鳥昭雄会長らからの寄付金を原資として、修士課程や博士課程への進学が経済的に困難な学生を対象にした返済不要の奨学金制度を始めると発表した。

 新型コロナウイルスの影響で困窮する学生が増え、優秀な人材を失うことを懸念した大学側が企画。両氏からそれぞれ10億円の寄付を受けるなどして総額25億円が集まった。

 対象者には、学部で月額5万円、修士課程で月額10万円(いずれも2年間)、博士課程で月額10万円(3年間)を給付する。10年間で計1200人以上への支援を見込む。11月ごろに公募を始め、来年度から給付する。

 会見した湊長博総長は「日本の将来を担う学生がいなくなったら大変なことになる。彼らの育成の支援をしていきたい」と制度の意義について述べた。

 また安藤氏は「研究者が育つと国が活気づく。将来を担う学生たちの力になりたい」。似鳥氏は「昨年度は売り上げがよく、次世代への貢献のために賛同した」と語った。