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2年ぶり全国学力テスト始まる コロナ禍の影響も調査

全国学力テストの開始を待つ6年生の児童ら=27日午前、大阪市東住吉区の大阪市立育和小学校(鳥越瑞絵撮影)
全国学力テストの開始を待つ6年生の児童ら=27日午前、大阪市東住吉区の大阪市立育和小学校(鳥越瑞絵撮影)

 小学6年と中学3年を対象にした文部科学省の「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)が27日、始まった。昨年度は新型コロナウイルスによる一斉休校などで中止となり、実施は2年ぶり。コロナ禍での休校やオンライン学習などの影響が学力差として表れる可能性があり、結果は注目を集めそうだ。

 全国学力テストは平成19年度からスタートし、例年約200万人が参加。児童生徒の学力把握と、指導の充実や改善を図るのが目的だ。今年度は国語と算数・数学の2教科で実施。同時に行うアンケートでは、新型コロナ感染拡大による長期休校中の学習状況に関する質問も盛り込んだ。結果は8月末までにまとめる方針。

 この日、大阪市東住吉区の市立育和小学校では、午前8時45分からテストを開始し、6年生計82人が真剣な表情で問題に向かった。同市は新型コロナの緊急事態宣言発令後、市立小中学校は原則オンライン学習としたが、感染者数の減少などを受け、24日から対面による通常授業を再開したばかり。体温測定や手洗いなどの感染対策を徹底した上でテストを実施した。

 文科省の担当者は「今回は、コロナ禍の学習面への影響や学校のICT(情報通信技術)化についても調べ、現状の把握や分析に役立てていく」と話した。