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全国学力テスト「予定通り実施」 萩生田文科相

萩生田光一文科相(春名中撮影)
萩生田光一文科相(春名中撮影)

 文部科学省が全ての小学6年と中学3年を対象に5月27日に予定している今年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)について、萩生田光一文科相は27日、閣議後の記者会見で「予定通り、悉皆(しっかい)でやる」と述べた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京や大阪など4都府県では5月11日まで緊急事態宣言が発令されているものの、一斉休校措置などがとられていないことなどから、実施可能との認識を示した。

 昨年度の全国学力テストはコロナ禍で中止されており、今年度も例年より約1カ月繰り下げて実施することになっていた。文科省は学校現場が5月27日に実施できない場合、約1カ月後の6月30日までの別日に実施できる制度を設けており、萩生田氏は「自治体や学校の判断でやむをえず5月27日に参加できない場合は、後日実施を使ってほしい」と呼びかけた。

 一方、萩生田氏は高校の新学習指導要領に対応した令和7年1月以降の大学入学共通テストについても言及。大学入試の在り方を検討する文科省の有識者会議で、記述式の出題や英語の民間検定試験の活用をめぐり、公平性確保の難しさなどから否定的な認識が示されたことについて、「夏前には間に合うように結論を出さなければいけない」と語った。

 萩生田氏は「有識者会議の結論を踏まえ、国民が納得でき、受験生が安心して受験できるよりよい制度を構築できるように尽力したい」と話した。