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追々試に出題範囲縮小…コロナ禍の都立高入試は“異例づくし”

 新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化するなか、都立高校の一般入試が2月に実施される。東京都教育委員会では受験生の体温を会場入り口で測定するほか、感染が確認され受験できない生徒が続出する事態を踏まえ、追々試まで受けられる態勢を整備している。感染拡大による臨時休校などで授業の遅れが懸念される生徒に配慮し、出題範囲も縮小される。

 都立高の一般入試は2月21日に実施される。都教委によると、試験会場前にはサーモグラフィーカメラを設置し、受験生の体温を測定。体温が37度以上37・5度未満の場合、3月10日に設けた追試を受けるよう促すが、別室での当日受験も可能だ。

 一方、37・5度以上の生徒の当日受験は認めず、追試となる。体調不良の長期化などで追試を受験できない場合、3月26日の追々試を受けられる。都教委によると、これまでインフルエンザで受験できない生徒を対象とした追試日は設けられてきたが、追々試の実施は初めての試みという。

 受験生が濃厚接触者となった場合は、保健所で指定された医療機関などでPCR検査を受け、陰性を確認▽受験当日も無症状▽試験会場まで公共交通機関を利用しない-などの条件を満たせば、別室での当日受験が認められる。

 ただ、中高一貫校については追試は設けられておらず、37・5度以上の場合は受験できない。

 新型コロナが都立高入試に与える影響は、試験日程だけにとどまらない。都内の公立中学校では感染拡大により、5月まで臨時休校になるなど、授業の進(しん)捗(ちょく)状況に長期休校が与えた影響が懸念されている。

 現状を踏まえ、都教委は都立高入試について「中学1、2年の学習内容に加え、中学3年の1年間の学習内容のうち、おおむね7カ月程度で学習可能な範囲から出題する」と説明。入試では、いずれも中3で学ぶ漢字▽三平方の定理▽that、whichなどの関係代名詞▽太陽系と恒星▽私たちと国際社会の諸課題-などの内容が出題範囲から除外される。

 都教委では「体調不良だと思ったら無理したり焦ったりせず、追試を受けてほしい」と呼びかけている。

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