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【入試最前線2021(5)】入試当日、かばんに入れるもの

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絵馬はだめだけれど、受験生は何を持っていけばいいの?
絵馬はだめだけれど、受験生は何を持っていけばいいの?

 大学入試の本番が迫り、受験生にとっては当日の準備が気になるところだ。新型コロナウイルスが流行している今年は、マスクの着用は必須となるが、では受験当日、受験生たちは何をかばんに入れているのか、必要なものは何か。高校教諭や予備校関係者、医師らに聞いた。

 入試本番に向けて高校の担任から“お守り”代わりとして鉛筆や消しゴムといった筆記用具を受け取った記憶のある人もいるかもしれない。ただ、「最近は生徒があまり喜んでくれない」と苦笑するのは、大阪府立高校で進路指導を担当する男性教諭。同校でも数年前までは受験する生徒に鉛筆を渡しており、不安がる生徒がいれば今も渡しているというが、「近年は『使い慣れたものの方がいい』という生徒が増えた印象。時代が変わった」という。

 一方、河合塾教育情報部の富沢弘和部長(48)が受験生にお勧めするのは「安心するためのもの」。具体的には、(1)勉強道具(2)音楽プレーヤー(3)お菓子(4)お守り(5)ひざかけやカイロ-を挙げた。

 勉強道具については「直前に見ていきなり身に付くものではないが、よく使っていたテキストやノートを持っていくことで、安心できる」と説明。(2)の音楽プレーヤーや(4)のお守りも、基本的に安心のためのものだという。(3)と(5)は試験に集中できるよう、たとえばおなかがすいたり、寒かったりといった集中を妨げる要素をなくすためのものだ。

 また、持ち物ではないが、着ていく服を「自分が縁起がいいと思っているものを選ぶとより自信がつく」と説明。「いつもよりも時間に余裕をもって行動することでも、安心して試験に臨む環境づくりにつながる」と話した。

 今年は新型コロナウイルスの感染への不安もつきまとうが、大阪府医師会新型コロナウイルス感染症対策本部の副本部長を務める内科医の中尾正俊医師(68)は「試験会場は感染対策がされているはず。過度に感染を心配するより、答案に集中してほしい」とアドバイスする。

 一方で、試験会場に向かう電車などには感染のリスクがあるため、「携帯できる消毒液は持っていくに越したことはない」。不特定多数の人が触る手すりや電車のつり革などに触った後、その手で目や口などに触れる前に消毒すれば、万が一、ウイルスが手についていたとしても感染を防げるからだ。

 今年の試験会場は休憩時間ごとに換気が行われ、寒暖の差が激しくなる可能性が高い。中尾医師は「脱いだり着たりできる服装で、調節できるようにすることは大事だ」と話している。

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