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【入試最前線2021(3)】大学入学共通テストで何が変わる?

新型コロナウイルス対策をとりながら行われた大学入学共通テストの出願受付作業。約53万人が新たな試験に挑む
新型コロナウイルス対策をとりながら行われた大学入学共通テストの出願受付作業。約53万人が新たな試験に挑む

 1月16、17日に第1日程が予定されている「大学入学共通テスト」は、前年度までの大学入試センター試験の後継として、初めて行われる。当初は英語民間検定試験の活用や記述式の導入が目玉とされていたが、公平性が確保できないなどの批判が高まり、今回の実施は見送られた。ただ、センター試験とは変わる点も多い。

 そもそもなぜ、大学入学共通テストに変更されたのか。背景には、近年急速に進む情報化、国際化に対応できる人材を育成しなければならないという社会的な要請がある。このために、(1)知識・技能(2)思考力・判断力・表現力(3)主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度-の「学力の3要素」をバランスよく学ぶことが不可欠とされ、高校教育、大学入試、大学教育を一体として改革する「高大接続改革」がうたわれた。

 従来のセンター試験の英語では、「読む」「聞く」能力のみを対象にしていたが、「話す」「書く」も含めた4技能を測るため、英語検定やTOEFLといった民間検定試験の受験を課すことが決まっていた。だが、地域格差、経済格差を反映するなどの批判が上がり、令和元年11月、「経済的な状況や居住している地域にかかわらず、等しく安心して試験を受けられるような配慮などの準備状況が十分ではない」として延期に。記述式も採点ミスや、自己採点との不一致などの課題が解消できないとして、同年12月に同じく見送られることが決定した。

 ただ、大学入試改革の理念がなくなったわけでも、改革が行われなくなったわけでもない。従来のマークシート式であることは変わりないが、各教科で「学力の3要素」を問い、幅広い英語力を試すためのさまざまな形式変更がある。

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