入試 入試

行けなかった修学旅行先、沖縄と念願の交流 大阪の中学

 新型コロナウイルスの感染拡大により、修学旅行先が沖縄県から別の地域へと変更された大阪市西成区の市立成南中学校3年生が20日、那覇市立首里中学校の3年生とオンライン交流会を開いた。生徒たちは「沖縄に行けなかったのは残念だけど、自分たちが勉強してきたことが海を越えて伝わった」と喜んだ。

沖縄の中学生とのオンライン交流会に臨んだ成南中の生徒たち=大阪市西成区
沖縄の中学生とのオンライン交流会に臨んだ成南中の生徒たち=大阪市西成区

 成南中の3年生は3年間かけて平和学習に取り組んでおり、修学旅行で沖縄の戦跡などを訪ねる予定だった。2年生のときには首里城のモザイクアートを作成し、今年の運動会では沖縄の伝統芸能「エイサー」を披露しようと練習を重ねるなど、沖縄行きを心待ちにしていた。

 しかし、コロナ禍を受けて、行き先を長野県に変更することが9月に決定。ショックで泣き出す生徒もいたという。学校側は、これまでの学びを生かそうと、昨秋焼失した首里城の復興募金を生徒たちと呼び掛けるとともに、今回の交流会を企画した。

 交流会では、校舎の窓から見える首里城をいつも眺めていたという首里中の生徒が「心にぽっかりと穴が開いたようだった」と心境を吐露。成南中の生徒からは「沖縄ではどのような平和学習に取り組むのか」との質問があるなどの意見交換があった。

 成南中の三浦和香さん(15)は「コロナがなければこの交流はきっとなかった。これまでの学びは無駄じゃなかった」と笑顔で話した。