入試 入試

コロナで合格チャンス広がる? 大学入試の出願スタート

 熊本大(熊本市)は、総合型選抜でのグループワークを中止。与えられたテーマについての受験生同士の討論で、リーダーシップや協調性を評価するものだが、複数の受験生が集まるため感染の恐れがあると判断した。筆記試験形式で経験や考えなどを制限時間内に書かせる「ペーパーインタビュー」を実施する。

■「プロセスを評価」

 一般選抜でも、主に実技試験の内容を変更する大学がある。「感染するのではないかというストレスなく受験できる形を目指す」と話すのは、天理大(奈良県天理市)の担当者。剣道と柔道、空手道の実技試験の一部を取りやめ、大きな声を出したり、投げ技や組手などで密着したりすることを回避する。評価は面接や受け身、足さばきなどで行う。

 試験当日の発熱などに対し検定料を返金する大学もあるが、園田学園女子大(兵庫県尼崎市)は、総合型選抜を含む年内の受験料の無償化に踏み切った。担当者は「コロナ禍の経済的理由から受験が厳しい学生を支援する。本校を考えていなかった受験生にも検討してほしい」と期待する。

 国立大もコロナの影響を考慮する。大阪大は英語検定試験の受験などがコロナの影響で難しいことから、総合型選抜と学校推薦型選抜では高校による成績証明書や、受験生が書いたレポートなど代替資料の提出を認める。京都大は、自宅などでのオンライン受験によるスコアでも出願可とした。担当者は「今年は努力のプロセスを積極的に評価する。成果にこだわらずに受験してほしい」としている。

続きを読む

関連トピックス