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公立高入試 出題範囲縮小、3教科で2割 千葉県教委、遅れに配慮

 県教育委員会は14日、来年2月24、25日実施の県内公立高入試の出題範囲について、数学、社会、理科の3教科で出題範囲を約2割縮小すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う長期間の臨時休校などで、多くの中学校で授業に遅れが出ていることに配慮した。県教委によると、公立高入試の出題範囲の縮小は初めて。

 出題範囲から外れるのは中学3年の後半に学ぶ内容で、千葉市を除く県内の全公立中学校314校へのアンケートや千葉市立中学校の校長らの会議で出た意見を反映した。

 教科別では、数学が「標本調査」▽社会が公民的分野の「私たちと国際社会の諸課題」▽理科が「科学技術と人間」のうち「エネルギー資源」「科学技術の発展」「自然環境の保全と科学技術の利用」。「自然と人間」のうち「自然環境の調査と環境保全」「自然の恵みと災害」「自然環境の保全と科学技術の利用」。中学3年で扱う実験の操作方法及び観察手法。

 国語と英語に関しては、アンケートで大半の学校が授業の遅れを取り戻せるとしたため、出題範囲の縮小は行わない。県教委は出題範囲外となった内容も中学卒業までに全て学習を終えると説明している。

 県教委は「長期休業などで学習に遅れが生じており、中3生が安心して高校受験に臨めるように配慮した」と説明した。

 高校入試をめぐっては、文部科学省が5月、新型コロナに伴う授業の遅れで受験生に不利益が生じないよう、出題範囲や出題方法への配慮を求める通知を都道府県教委に出していた。