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学校ない日に講習びっしり 夏休み短縮で学習塾苦慮

 高校受験を目指す中学3年生にとって、夏は学力向上の正念場だ。今年は新型コロナウイルスによる休校の影響で、夏休みは大幅に短縮されるなど取り巻く状況は例年と大きく異なる。夏期講習を開く学習塾は、学校がない日、時間帯にびっしりと講習を入れるなどし、授業時間を減らさないよう努めている。

 「今年は夏期講習が行われる14日間、毎日ほぼ10時間の授業になる。どれだけ子供の集中力を保たせるかが重要」

 高校受験の指導を行う「河合塾Wings」(東京)の担当者は、そう説明する。例年は20日間の日程で授業は1日6時間弱。しかし、今年は夏休みの日数が少ないため講習日の確保が難しいといい、「学校がない日に集中的にやるしかない」と話す。

 一方、首都圏で学習塾を展開する「早稲田アカデミー」(東京)は、日曜日など学校が休みの日は朝から講習を実施。学校がある日も通常は午後7時開始(午後9時すぎ終了)のところを、今年は下校後すぐに始められるよう午後5時開始に前倒しにするという。

 担当者は「例年と比べて確保できる授業時間は(中学)1、2年生が9割程度になるが、3年生は減らさない」と、受験生により配慮した編成になったことを明かす。その上で「受験に影響が出ないようにする」と力を込めた。