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給食再開の動き本格化 対面避けて献立少なく…さまざまな工夫

葛飾区立本田小学校では学校給食が再開された。理科室を使用し、対面にせず初めて給食を食べる一年生の児童ら=8日午前、東京都葛飾区(納冨康撮影)
葛飾区立本田小学校では学校給食が再開された。理科室を使用し、対面にせず初めて給食を食べる一年生の児童ら=8日午前、東京都葛飾区(納冨康撮影)
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 新型コロナウイルスによる長い休校が明け、各地で学校給食再開の動きが本格化している。感染防止のため、子供同士が向かい合わないようにしたり、配膳時の接触機会を減らそうと献立の品数を少なくしたりと、自治体や学校がさまざまな工夫を凝らす。コロナと隣り合わせの新たな学校生活への模索が始まった。(津川綾子、福田涼太郎)

 「マスクをとったらしゃべりません。心の中でいただきますってしましょう」

 東京都葛飾区の区立本田(ほんでん)小学校(川田和広校長)では8日、担任の呼びかけで1年生が1つの皿から食品ラップをはがし、初めての給食となるチキンライスを静かにスプーンで口に運んだ。

 同区の区立全小中学校は8日、給食を再開。小学校では19日まで献立を通常の3皿から1皿に絞り、教師が配膳する。配膳時の児童同士の接触を減らし、感染リスクを下げる狙いだ。

 本田小では午前の授業終了後、教師が急いで使い捨てのエプロン、手袋、帽子を着けた。1クラスを2教室に分割して児童同士の間隔を確保。理科室や家庭科室にも席を設けた。

 以前なら机を向かい合わせにした給食の時間も、今は前を向いたまま私語は厳禁に。3月の臨時休校以来、約3カ月ぶりの給食に、5年生の東山柚果(ゆずか)さん(10)は「久々でおいしかった」と笑顔を見せたが、「おしゃべりできないのは残念。早く元に戻るといいな」と複雑な思いを口にした。

 給食は学校活動の中でも感染リスクが高いとされる。都内のある区教委担当者は「保護者から給食は不安との声が届いている」と明かす。より安全な実施に向け、自治体や学校は文科省が5月に示した「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」を参照し、慎重を期した感染予防を工夫する。8日に給食を再開した荒川区立第四中は蓋付きの使い捨て弁当容器を導入。狛江市では先週、市立の4中学でパンやおにぎりを個包装で提供した。

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