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近畿の難関私大の難易度が下がる?

京都市北区の立命館大学衣笠キャンパス
京都市北区の立命館大学衣笠キャンパス

 立命館大、近畿大などの関西の難関私立大の今年度入試の難易度が下がる可能性があることが、河合塾第2回全統マーク模試(今年8月実施)を基にした大学入試分析で分かった。担当者は「安全志向で難関私立大を敬遠する受験生が増える一方で、これらの私立大には合格者数を増やす動きがある」という。

 背景には、国が進める「定員管理の厳格化」がある。入学定員を一定以上超過した私立大に補助金を出さない制度だが、毎年少しずつ上限が引き下げられ、昨年度は8千人以上の大学で定員の1・1倍以上が不交付となった。また、学部設置の許可申請をする場合は、さらに厳しい基準が設けられている。

 このため、多くの私立大では入学者数を減らさないよう、定員を増やして対応している。しかし国公立と併願していて合格しても入学しない受験生が増えており、関関同立に近畿大を加えた5大学では、いずれも3年前と比べて入学者数が減少。関西大以外は定員を下回っており、収益も悪化している状態だ。

 河合塾の担当者は「私立大は、合格者数を増やしすぎて定員超過率が上がらないよう、合格者数を抑えてきた」と分析。その上で、「昨年並みの合格者数では、併願者が入学を辞退する割合が高いため、定員を下回りすぎてしまう。今年は合格者を多めに出す可能性が高く、難易度は下がるのではないか」と予測している。