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京都大入試、千載一遇のチャンスか

京都大の時計台=京都市左京区
京都大の時計台=京都市左京区

 河合塾第2回全統マーク模試(今年8月実施)で、京都大の志望者が前年度に比べて約6%も減少していたことが、河合塾の分析で分かった。浪人すれば、センター試験に代わる「大学入学共通テスト」の新形式に対応しなければならないことを警戒する受験生が多いとみられ、同塾の担当者は「京都大志望者にとって、千載一遇のチャンス」としている。

 入試改革前の最後の年となる今年度入試は、全般的に受験生の安全志向が高まっている。河合塾第2回全統マーク模試では、特に合格率50%以上の上位層にも安全志向がみられ、京都大合格圏内にある国立大志望層が、大阪大、神戸大、大阪市立大に流れる傾向が明らかになった。

 京都大で特に志望が減少していたのは、理系では農学部と薬学部、文系では法学部と文学部。担当者は「農学部と薬学部、法学部は、京都大に限らず人気が低迷しており、志望者が集まりにくい。文学部はもともと女子の比率が比較的高く、女子は男子以上に浪人を避けたいという安全志向が顕著なことが影響している」と分析する。

 担当者は「定員が変わらない中で志望者が減り、京都大に入学するチャンスは広がっている」。一方、大阪大や神戸大には上位層が流入し、難易度が上がる可能性があるとしている。