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大学入試の民間英語試験に疑問 揺らぐ公平性 地方受験生の負担大きく 高校側が文科省に要望書

 一方、各試験の実施団体側は、それぞれのランク分けについて専門家グループの検証を経ているとしており、文科省も「妥当性を確認した」「提供された成績をどう活用するかは、あくまでも大学側の判断だ」という立場だ。

■仕組み複雑、未定事項も多く

 民間の英語資格試験が導入される来年度からの受験の仕組みは、しばしば複雑さが指摘されており、現時点で未定の事項も多い。

 受験生は「共通ID」を取得した上で、4~12月に、英語の民間試験を選んで受験(2回まで受験可能)。その後、幅広い科目の試験が行われる大学入学共通テストを受ける。

 ただ、現行のセンター試験のような、全受験生に共通の英語試験は、すぐになくなるわけではない。令和5年度までは移行期間として共通テストでも英語試験を実施。民間試験へ全面移行するのは6年度以降の見通しだ。

 大学は民間試験を2次試験の受験資格としたり、その結果に独自の2次試験の結果を加味して合否を判定したりするが、活用方法は大学によってさまざま。活用しない場合もある。