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宮崎大などが硫黄山周辺で石灰石使い水質改善実験

石灰石を敷き詰めた仮設水路の様子を調べる宮崎大国際連携センターの伊藤健一准教授
石灰石を敷き詰めた仮設水路の様子を調べる宮崎大国際連携センターの伊藤健一准教授

 宮崎県は14日、昨年4月に霧島連山・えびの高原(硫黄山)が噴火し、近くを流れる赤子川が白濁するなど水質が悪化した問題で、石灰石を敷き詰めた仮設水路に河川水の全量を通し水質を改善する実証試験を始めた。9月まで続け、台風などで水が増える時期でも効果を持続できるかなどを検証する。

 実験では、上流域で約100トンの石灰石を敷いた水路を設置して河川水を通し、沈殿池で粘土質のにごりや中和により生じた酸化鉄などを沈殿させる。水素イオン指数(pH)や電気伝導度などを計測し、水質が改善したかどうかを調べる。

 実験に協力している宮崎大国際連携センターの伊藤健一准教授(地盤環境工学)は、この日の実験でpH値が2・4改善したとして「前には進んできている。半年間観察し改善を含め対応を進めたい」と話した。

 硫黄山は昨年4月に250年ぶりに噴火し、近くの長江川と下流の川内川から基準を超えるヒ素などが検出された。現在も流域の一部で農業用水が使えなくなっている。