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「落ちない城」受験生も注目、月山富田城

販売数が1千枚を超えるなど人気を集める月山富田城の御城印
販売数が1千枚を超えるなど人気を集める月山富田城の御城印

 全国的に広がりつつある御城印(ごじょういん)ブームを背景に、島根県安来市が昨年4月から販売している月山富田城(がっさんとだじょう)跡の御城印が、1千枚を超える人気を集めている。

 同市広瀬町にある月山富田城は戦国大名・尼子氏の拠点で、難攻不落の城としても知られる。尼子氏への忠誠を貫き、最期まで戦った武将、山中鹿介(しかのすけ)もこの地の出身で、いずれも歴史ファンに人気がある。特に、鹿介が「我に七難八苦を与えたまえ」と三日月に向かって祈ったというエピソードは有名だ。

 御城印とは、寺社を参拝した時にもらえる印影「御朱印」のお城版。月山富田城のものは、地元の広瀬和紙を使い、福祉施設が製作を担当している。歴代城主の家紋と、三日月に祈る鹿介のシルエットをデザインし、タテ15センチ、ヨコ11センチのサイズで1枚300円。城跡の麓にある広瀬絣センターと歴史資料館で販売されている。

 安来市商工観光課は、昨秋、同市で開催された全国山城サミットで1万人が訪れ、知名度が一気にアップしたことが人気の最大の理由と説明。さらに、月山富田城が難攻不落の城だったことから、「本格的な受験シーズンに入り、『落ちない(城)』と験を担ぐ受験生のお守りとして、購入する人も増えていくのでは」と期待している。