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今年のセンター試験、出題の傾向と難易度 河合塾が分析

 19日に行われた大学入試センター試験1日目の各教科・科目の出題について、大手予備校の河合塾が傾向や難易度を分析した。

世界史B

 昨年と同じく大問4題で、マーク数も36。グラフを読み取る問題が昨年に続いて出された。地図問題は2問出題され、1問は従来通りの形式であったが、他の1問は、王家の名と地図を組み合わせ、地図の時代を判定させる、従来にはみられなかった問題。文化史の設問数は、昨年とほぼ同じ。第二次世界大戦後など近現代史の出題の割合にも大きな変化はない。難易度も昨年並み。対策としては、教科書の地図学習や過去の問題をもとにした演習を行うことが重要。

日本史B

 例年出題されていた統計資料・地図・図版を用いた設問が、今年は出題されておらず、これは平成2年にセンター試験が始まって以来、本試験では初めてである。また、戦後史の出題が4問に増え、うち1問は1990年代の日米関係に関するものであった。一方、第1問では、アイヌ語由来の地名を含めた地名から歴史を探究させ、第3問の中世の大問では、改元・私年号など年号(元号)をめぐる諸事象を扱い、歴史を深く考察させようとする作成意図は続いている。

地理B

 問題の構成は昨年と同様で、自然環境と自然災害、資源と産業、都市と村落・生活文化が出題され、さらに地中海沿岸の総合地誌、ウクライナとウズベキスタンの比較地誌、宮崎県の地域調査が出題された。目新しい表現の図表は少ないが、図表数が多く、問題文や図表から正答を導く判断の決め手を早く見いだせるかどうかで得点に差がつく。昨年より細かい知識が求められ、旧ソ連やアフリカなど、なじみの薄い地域が扱われたことで、昨年よりやや難しくなった。

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