入試 入試

来年度入試の動向は(2)私大志願者は増加続くも、難関私大は敬遠か? 

Messenger

模試にも異変 難関大敬遠?

 これが昨今言われる「私大の難化が著しい」傾向の正体だ。

 実際には入試問題が難しくなったわけでもなければ、大学が望んで門戸を狭くしたわけでもない。入学者が定員に落ち着くべく合否のボーダーラインを厳格に引いて合格者を抑制しているため、受験生には門戸が狭まったと映ることになる。

 しかし、こうした合格者の抑制が受験生の心理に与える影響は大きい。河合塾が全国規模で秋に実施した全統マーク模試では難関私大を敬遠するという例年にない動きがみられ、上智大を志望する受験生が前年比15%減の85%にまで減った。早稲田大、法政大も軒並み志望者が前年比で1割減り、前年入試で合格者の抑制をしなかった慶応大の志望者も前年比93%という状況だ。「実際の入試がどうなるかはきちんと見据える必要があるが、私大の難化話で受験生が挑戦を控え、心理的に萎縮して手堅く確実で慎重な大学選びをする傾向がうかがえる」(岩瀬氏)という。

■関連ニュース

好景気で文系学部が人気 理科の負担増で国公立大は受験者伸び悩み