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学校で「号外くん」活用広がる 新聞作成アプリ 教育機関に無償提供

「かんたん号外くん」で作成した新聞(画像を一部加工しています)
「かんたん号外くん」で作成した新聞(画像を一部加工しています)

 産経新聞が開発した新聞作成アプリ「かんたん号外くん」を学校で活用する動きが広がっている。手書き新聞に比べ、本物らしい出来栄えになるのが大きな特長だ。GIGAスクール構想で配られたパソコンやタブレットを駆使して作る「号外」新聞は子供らからも好評のようだ。

 東京都板橋区立金沢小学校では6年生が環境学習活動を実践。1学期中に校内のビオトープ(生物の生息空間)の水抜きや一輪車の清掃などを行った。

 2学期に入り、活動の紹介と報告として「号外くん」で新聞作りに挑戦した。事前に記事を作成し、授業当日は産経新聞NIE(教育に新聞を)事務局の金谷かおり記者から、見出しやリード、写真説明の作り方についてアドバイスを受けた。

 ビオトープの水抜きを行った児童は、取り組んだ理由や方法、水抜き後に古いビオトープの柵が見えたことや感想、下の学年も環境を守ってほしいとの希望などを盛り込んだ紙面を作成。記事を何度も読み返し、指で文字を数え、表現を工夫しながら見出しをつけた。

 林之凱(りんしかい)さん(12)は「号外くんは記事を書く枠組みができていて、作りやすかった。見出しは言葉が重ならないように気を付けた。本当の新聞記者はすごいと思った」、渡辺亜子(あこ)さん(12)は「タブレットで新聞を作るのは初めてでうまく作れるか心配だったが、分かりやすかった。まとめ方が難しかったけれど達成感があった」と話した。

 志水祐斗教諭は「完成した号外は本物のようで、とても見栄えがする」と述べ、今後も新聞活用に積極的に取り組みたいと意気込んだ。

 同区立板橋第三中学校では1年生の社会科(地理)で、号外くんを使用した。

 欧州連合(EU)における加盟国のメリットやデメリット、経済格差などの課題、英国の離脱とその後の状況などを学習。今月5日の授業で、輪湖(わこ)みちよ教諭が新聞記事の構成を説明し、授業で分かったことや考えたこと、疑問に思ったことなどを記事にまとめるよう指導した。

 生徒は内容にふさわしい新聞の題字や読み手に伝わる見出し、記事の作成に取り組んだ。

 石田萌さん(13)は「鉛筆で書くよりも見やすく、作業も早く、楽しく新聞づくりができた。他の教科の授業でも使ってみたい」と笑顔で話した。

 輪湖教諭は「号外くんは生徒が前向きに学習に取り組める。読解力やまとめる力、何を記事にするのか、どのような写真や資料を用いるかなど判断力も養える」と評価した。

■クラス・学年で共有も■

 「かんたん号外くん」は号外形式の新聞が簡単に作れるウェブアプリで、教育機関に無料で提供しています。作成した新聞は、PDFや画像で端末に保存したり、クラス内で共有したりできます。

 希望される教職員の方は、産経新聞の教育サイト「学ぼう産経新聞」でお申し込みください。パスワードとログインIDをお知らせします。すでに東西で40校以上に発行しています。同サイトで紹介動画も公開しています。

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