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学ぶ意欲支える奨学金 今から応募間に合うものも

要件に合わせて

 山田さんが利用している「アフラック小児がん経験者・がん遺児奨学金制度」はがんで親を亡くしたか、自身が小児がん経験者という高校生を対象に月2万円が支給される。返還は不要。家族の人数に応じて世帯の所得上限などの要件があるものの、今月末まで申し込みを受け付けている。 アフラックによると、令和2年度のがん遺児奨学金の応募者は、約9割が母子家庭だったという。

 ほかにも、高校生を対象とした給付型の奨学金はある。

 例えば、みずほ農場教育財団(茨城)の奨学金制度は、年収300万円以下のひとり親家庭に暮らす小学生から高校生らに、月額1万5千円(大学は年収400万円以下のひとり親家庭で、月額3万円)を支給。応募を3月1日から受け付ける。

 似鳥(にとり)国際奨学財団(東京)は、高校生・高等専門学校生の場合は月4万円を支給。現在、ホームページから応募を受け付けている。

高校1年間で70万円

 実際、高校生活にはどれくらいの教育費がかかるのか。

 日本政策金融公庫が昨年9月、高校生以上の子供を持つ保護者を対象に行った「教育費負担の実態調査」(令和2年度)によると、高校生1人当たりにかかる年間の教育費は、授業料や通学・教材費などの学校教育費が54・6万円。このほかに塾や習い事や参考書などの家庭教育費が15・3万円程度で、計69・9万円だった。

 また子供が高校に入学してから大学卒業までにかかる教育費は965万1千円となった。

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