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「日常的に新聞」で成績向上 新聞協会の学習効果調査

 児童生徒が日常的に新聞に触れる機会を設けている学校ほど、小学6年と中学3年を対象とする「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)の点数が高い傾向にあることが、日本新聞協会の調査で明らかになった。令和2年度から小学校を皮切りに完全実施される新学習指導要領では新聞の活用が明記されたが、教科や単元に関わらず少なくとも週1回程度、新聞を読む機会をつくることが学力向上のカギになりそうだ。

 調査は教育に新聞を活用する「NIE(教育に新聞を)」実施校を対象に、昨年の学力テストとの相関関係を分析。「週1回以上」実施の学校の平均正答率は、全国平均と比べ、小学校で国語が4・8ポイント、算数は3・1ポイント高く、中学校も国語、数学でそれぞれ3・6ポイント、2・2ポイント上回った。

 分析した同協会の関口修司・NIEコーディネーターは「日常的、継続的に取り組むことで学力向上につながるといえる」と話す。

 継続して新聞に触れる機会を設けるためには、朝読書やショートホームルームなどの時間を活用し、児童生徒に記事を自由にスクラップさせるなどする「NIEタイム」を設けるのが有効だ。日常的にNIEを行い、さらにNIEタイムも設けている小学校では、同テストの平均正答率が全国平均を国語で5・4ポイント、算数で3・3ポイント上回った。

 関口氏は「日常的に新聞に触れることで、語彙が増えるとともに文脈から意味を読み取る力、文章を書くときに背景となる知識を増やせる」としている。

教育プロジェクト@Facebook