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大学に広がるデータサイエンス教育、IT人材需要で学部新設 指導者不足が課題

全学生に必修化

 大学の教育課程に取り入れるケースも増えている。筑波大がいち早く令和元年度から「データサイエンス」という新科目を設けて全学の1年生を対象に必修化。今年4月には、中央大も全学部生約2万5千人向けに入門から応用まで系統的に学ぶカリキュラムを設けた。

 早稲田大でも今年度から全ての学部・研究科の学生5万人を対象とした独自の認定制度を創設。習熟度合いに応じて4つの級を設置し、大学が修了証明書を発行することで卒業後のキャリア構築に役立てる。

 受験生にとっても、DSに対する関心の高さは他の学部や学科をしのいでいる。河合塾の調査によると、この春の入試では、国公立大工学部のほとんどの学科で志願者が1~2割ほど減る中、情報系学科は逆に志願者を増やした。少子化に危機感を抱く大学側にとって、学生確保の「目玉学部」となる期待がある。

 同塾教育研究開発本部顧問の近藤治氏は「現在の子供たちは就職も考えて大学を選ぶ傾向が強い。情報関係の仕事がクローズアップされていることも人気が高まる背景の一つ」と話す。

 ただこうしたニーズに対して、「学びの場はまだ圧倒的に不足している。指導者不足が背景にあり、多くの大学が質の良い教員を集めるのに苦心している」(横浜市立大データサイエンス学部長の汪金芳教授)のも実情。指導者の早期育成が大きな課題となる。

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