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接種1日最大約40万回超 「100万回」目標達成へ担い手確保急務

 新型コロナウイルスのワクチン接種で、国内での1日当たりの接種回数が最大で40万回超となっている。菅政権は1日100万回接種し、7月末までの高齢者接種の完了を目指すが、目標達成には残された約70日間に約6900万回分を接種する必要があり、単純計算で1日当たり約95万回に上る。現状の2倍の接種能力がすぐにでも必要な状況といえ、医療従事者ら担い手の確保が依然として大きな課題となっている。

 内閣官房などが公表しているワクチン接種実績データによると、65歳以上の高齢者に対するワクチン接種回数は4月12日の開始当初、1日当たり2千回台だったが、1週間後には1万回を突破。5月の大型連休中は一時的に減ったものの12日には11万回を超え、これまでの最多は18日の約15万9千回となっている。

 一方で、2月に始まった医療従事者への優先的な接種は、接種券が発行されていないため高齢者と異なるシステムで集計されている。週末や祝日分が次の平日に計上されており平日の最大は27万回程度とみられる。高齢者と医療従事者の接種回数を合わせると約43万回で、自治体からの報告遅れ分もある。厚生労働省幹部は現状で50万回程度になっているとの認識を示した。

 全国の高齢者は約3549万人、接種対象の医療従事者は約480万人と推計される。接種は期間を空けて1人2回必要で、医療従事者は78・8%が少なくとも1回の接種を終えた。ただ、高齢者のうち1回目を接種した人は3・7%、2回の接種を終えた人は0・4%で、9割以上の約3400万人は接種自体が始まっていない。全高齢者が接種を希望した場合、単純計算で7月末までの残された約70日間に毎日約95万回の接種が必要で早急な接種能力の向上が必要になる。

 ワクチンの確保は進み、目下の課題は問診、注射から経過観察までを担う医師や看護師らの確保だという。厚労省幹部は「4月から比べればかなり進んできている。医師や看護師の免許を持ちながら現場を離れた人らに担い手としての参加を呼び掛けていく必要がある」との認識を示した。

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