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「生理の貧困」支援の輪 奈良・生駒市、寄付募る

寄付により集まった生理用品。学校への配布などが検討される=奈良県生駒市
寄付により集まった生理用品。学校への配布などが検討される=奈良県生駒市

 新型コロナウイルス禍により生理用品の購入が困難な「生理の貧困」が社会問題化する中、奈良県生駒市が、経済的に困窮している女性への支援策として生理用品を無料配布するほか、寄付の受け付けも始め、反響を呼んでいる。各地の自治体で無料配布する支援は広がっているが、自治体単独で寄付を募るのは珍しいとみられる。

 同市が寄付の受け付けを始めたのは4月20日。市の防災備蓄品を活用して生理用ナプキン47袋(1袋約35枚入り)を無料配布するのと同じタイミングで、市のホームページやツイッターで未開封の生理用ナプキンの寄付を呼びかけた。

 担当者は「市の備蓄にも限りがある。より多くの人へ支援するため、寄付の呼びかけを決めた」と説明する。市の呼びかけに応じ、受け付け窓口には、生理用ナプキンを詰めた紙袋や段ボールを持ち込む市民らが相次いだほか、匿名で宅配便が送られてきたことも。18日現在で約110袋が集まっているという。

 市では寄付の受け付けを当面続ける予定。担当者は「想定以上で驚いている。学校への配布も検討したい」と話している。

 日本の学校へ生理用品を寄付する活動を行う団体「レッドボックスジャパン」(東京都渋谷区)の代表、尾熊栞奈(かんな)さんは「発信力や影響力のある自治体が寄付を呼びかけることで、支援がより広がると思う」と期待した上で、「国や自治体の継続的な支援や環境作りが必要だ」と指摘している。(田中一毅)

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