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【学ナビ】〈学食訪問〉多摩美術大、代金の半額補助 回数制限なし 困窮する学生支援

半額補助後の価格で表示されている券売機。ロースカツ定食240円など驚きの価格で学生を支援する=八王子キャンパスの「東学食堂」
半額補助後の価格で表示されている券売機。ロースカツ定食240円など驚きの価格で学生を支援する=八王子キャンパスの「東学食堂」

 新型コロナウイルスの影響で困窮する学生を支援するため、多摩美術大学では学食の代金を半額にする補助を行っている。特筆すべきは、一部でなくほとんどのメニューが対象で、利用回数にも制限がないこと。同大では「学生の健康や食堂の経営存続のために決断したが、これほど制限をつけない補助制度は珍しいのではないか」と話している。

 同大の学食は上野毛キャンパス(東京都世田谷区)に1店、八王子キャンパス(同八王子市)に2店が出店。半額補助は7月21日の前期の授業終了までの予定だが、状況によっては延長も検討するという。

 古谷博子学生部長(美術学部教授)によると、学生のアルバイト収入が減っているとの学内アンケート結果だけでなく、保護者からも学費の納入期限を延ばしてほしいといった切迫した声も寄せられ、「経済的なしわ寄せが食費を削るという形に表れるのではないかと危惧した」と振り返る。

 同大では全学生に対する緊急の奨学金(一律10万円)支給や困窮者への学費減免、学費納入期限の延長、オンライン授業にかかわる通信環境整備への補助などの措置を既に行っている。加えて学食の補助という出費が発生したが、安楽康彦事務局長は「施設の建て替えや拡充に使うために積み立てていた資金を取り崩して充てた」と説明する。

 八王子キャンパスの「イイオ食堂」には、たぬきときつねの両方の具が入った「おばけそば・うどん」(半額補助で170円)、そばとうどんが半々の「メンツー」(同170円)などの名物も。古谷学生部長は「今回の半額補助で、昼食をコンビニから学食に変えた教え子もおり、温かくておいしい学食のよさも知ってくれたようだ」と話している。

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