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ワクチン接種で1億円、抽選で5人に 米オハイオ州が「宝くじ」方式導入 普及促進へ米各地で特典あれこれ

 【ワシントン=住井亨介】新型コロナウイルスのワクチン接種ペースが伸び悩む米国で、接種を終えた人のうち5人に抽選で1人100万ドル(約1億900万円)もの当選金を払う異例の「宝くじ」方式を中西部オハイオ州が導入するなど、各地の自治体が接種会場に市民を引っ張り出そうと躍起になっている。7月までに7割が1回以上、接種するとのバイデン政権による目標の達成に、黄信号がともり始めたためだ。

 同州の「宝くじ」方式は18歳以上が対象。17歳以下の当選者には、州立大での4年分の学費などに相当する奨学金が提供される。

 「『まともじゃない』という人がいることは分かっている」。同州のデワイン知事は思い切った政策を決めた理由について、ツイッターで、「現時点でパンデミック(世界的大流行)における本当の損失とは、希望すればワクチンを打てるのに命が失われていることだ」と意義を強調した。

 東部ニューヨーク州は地元の人気大リーグ球団、ヤンキースとメッツそれぞれの本拠地球場でワクチン接種を受けると、観戦チケットが無料で受け取れる。1日も早く例年のシーズン通り観客を呼び戻したい両球団の協力を取り付けた。

 同州に隣接しているニュージャージー州は、「ショット・アンド・ビール」と名付け、客足が遠のいた飲食店と協力して、21歳以上の接種者は無料でビール1杯が飲めるようにした。

 また、南部ルイジアナ州ニューオーリンズでは、接種を受けた人に地元料理のザリガニを無料で提供。西部カリフォルニア州サンフランシスコでは、特定のハンバーガー店でフライドポテトが無料でもらえる。

 米疾病対策センター(CDC)によると、17日時点で少なくとも1回目の接種を済ませた人は、全人口の47・3%。接種対象者を12歳以上に広げたが、11日時点の接種ペース(7日間平均)はピーク時に比べ48%もの減少となっている。

 米CBSテレビの世論調査(4月21~24日)によると、22%がワクチンの接種を望まないなど消極的な回答をしており、当局者には悩みの種となっている。

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