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【がん電話相談から】Q:腎盂がん 阻害薬で肝転移縮小もリンパ節は拡大

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■投薬の効果確認し継続を

 Q 60代男性です。令和2年1月にリンパ節へ転移したステージIVの左腎盂(じんう)がんと診断され、大学病院に転院後、肝臓への転移も見つかりました。抗がん剤のゲムシタビンとシスプラチンを用いたGC療法を受けましたが、効果がなく、その後、免疫チェックポイント阻害薬「キイトルーダ」の投与を開始。これにより肝転移は縮小したものの、今年2月、リンパ節転移の大きさが1センチから2センチへ増大したため、キイトルーダも中止となりました。

 A キイトルーダ投与後、肝転移は「縮小した」と言われた一方で、リンパ節転移は逆に大きくなったとのことですね。肝転移が縮小したのであれば、キイトルーダの大きな効果でしょう。リンパ節転移よりも、肝転移の消長の方が、予後・生存には大きくかかわります。

 また、貧血をきたすほどの激しかった血尿が今、止まっているというのであれば、腎盂の原発巣も縮小している可能性がありますね。キイトルーダは非常に高価な薬ですが、転移した尿路上皮がん(腎盂、尿管、膀胱(ぼうこう)、尿道のがん)には2割前後の有効性が示されています。

 Q 主治医からは、使える3種類の抗がん剤は効果が期待できないと言われました。近く、がん細胞の生検(病理検査)をします。今後、治療方法はあるでしょうか。

 A 肝転移や原発巣への効果が良好であれば、キイトルーダをもうしばらく続けるのが良いかと思われますが、リンパ節転移が大きくなったことを、どう捉えるかですね。一般的には、リンパ節転移の方が肝転移よりも早くキイトルーダの効果が出ます。病理検査をすれば、リンパ節のがん細胞にも効果が及んでいる所見がないとは言えません。

 現在、リンパ節転移は1つだけということなので、3カ月や半年で急に深刻な事態にはならないでしょう。病理検査で、リンパ節のがん細胞にも効果が見られれば、キイトルーダを続けるべきだと思います。

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