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家族と離れ、おむつ着用も…コロナ禍の消毒作業 熱中症や感染リスクと戦い

新型コロナウイルスの感染対策で、消毒作業は防護服や手袋、アイガードなど完全防護であたる(ペガサス提供)
新型コロナウイルスの感染対策で、消毒作業は防護服や手袋、アイガードなど完全防護であたる(ペガサス提供)

 緊急事態宣言地域が拡大し新型コロナウイルス禍の収束が見通せないなか、消毒作業の需要が高まっている。今年に入り病院やオフィスなど全国の幅広い業種から依頼が急増、第4波到来後はさらに増えているという。梅雨時を迎え気温上昇が本格化するなか、防護服の暑さや感染リスクとも戦いながら消毒作業にあたっている。(大渡美咲)

完全防護

 4月下旬。新型コロナの患者を受け入れる川崎市立多摩病院の病棟で、20代と30代の女性2人が消毒作業にあたっていた。病棟に入る前に、長袖の防護服を2枚重ね着し、医療用の「N95」マスクなどを二重に着用。さらに手袋、頭巾、アイガードなどを身に着ける完全防護だ。

 消毒作業はアルコール除菌されたペーパーで「手で触れるところはすべて拭く」という徹底ぶり。廊下や部屋の手すり、ベッドの縁、トイレ、洗面台、風呂、汚物室など人が触れる場所はくまなく消毒や清掃をしていく。コロナ患者が入院する病棟の13部屋や集中治療室などを基本1人でこなす。作業は1日がかりだ。

 コロナ患者が入院している部屋も行う。今年2月からこの作業を担当しているという30代の女性は「毎日防護服の枚数を重ねるたびに緊張感が増していく」と打ち明ける。この女性は作業を担当するようになってからは、1人暮らしを始め、家族ともほとんど会っていないという。

 「初めは防護服が暑すぎて1時間ぐらいで意識がもうろうとした。防護服を着ていると汗が外に出ていかないので体中が汗だくです」と20代の女性は話す。

「防護服着用しないで」

 2人は消毒や清掃を請け負う「ペガサス」(東京都台東区)のスタッフだ。もともと清掃や遺品整理などを行っていた同社では新型コロナの感染が拡大し始めた昨年3月から消毒作業をはじめ、現在は全スタッフ50人のうち約8割が従事している。

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