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霊長類学の世界的権威、河合雅雄氏死去 日本モンキーセンター設立に尽力

河合雅雄氏
河合雅雄氏
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 霊長類研究の世界的権威で京都大名誉教授の河合雅雄(かわい・まさを)氏が14日午前11時47分、老衰のため、兵庫県丹波篠山市の自宅で死去した。97歳。兵庫県篠山町(現・丹波篠山市)出身。葬儀・告別式は近親者のみで行う。喪主は妻、良子(りょうこ)さん。

 大正13年生まれ。京大理学部動物学科卒。日本の霊長類学を創始した今西錦司氏に師事し、生態学と人類学を学んだ。宮崎県の幸島(こうじま)でニホンザルの芋洗い行動を発見するなど、人間以外の霊長類にも文化的行動が存在することを証明。徹底したフィールドワークで先駆的な役割を果たし、霊長類学の確立に貢献した。

 日本モンキーセンター(愛知県犬山市)の設立に関わり所長を務めたほか、京大霊長類研究所長、日本霊長類学会長などを歴任。平成7~15年まで兵庫県立人と自然の博物館(兵庫県三田市)の館長を務めた。

 文筆家としても活躍し、「ニホンザルの生態」「人間の由来」など著書多数。自身の幼少期を描いた小説「少年動物誌」や「小さな博物誌」(産経児童出版文化賞)などの児童文学作品も残し、「少年動物誌」は「森の学校」のタイトルで映画化もされた。

 2年に紫綬褒章を受章、16年には日本学士院賞エジンバラ公賞を受賞。ユング研究の第一人者で京大名誉教授や文化庁長官を務めた臨床心理学者の故・隼雄氏は実弟。

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