PR

ライフ ライフ

奈良・田原本町の十六面・薬王寺遺跡は「玉作り集落」

十六面・薬王寺遺跡出土の玉製品=奈良県田原本町の唐古・鍵考古学ミュージアム
十六面・薬王寺遺跡出土の玉製品=奈良県田原本町の唐古・鍵考古学ミュージアム

 アクセサリーに使う古墳時代の玉製品が数多く出土している奈良県田原本町の十(じゅう)六(ろく)面(せん)・薬王寺遺跡について同町教委は、玉作りの工人たちが居住して作業を行った「玉作り集落」だったと考えられると発表した。

 大和政権の官営工房とされる曽我遺跡(橿原市)には及ばないものの、古墳時代(4~6世紀)を通じて玉作りが行われていたことがわかったという。

 十六面・薬王寺遺跡は町西部に位置し、東西約1キロ、南北約1キロ。昭和56年度からこれまでに48次の発掘調査が行われ、首飾りなどに使う勾玉や管(くだ)玉(たま)、臼玉などの玉製品数千点のほか、滑(かっ)石(せき)や琥珀、石(せき)英(えい)、碧玉(へきぎょく)などの玉作り原石、竪穴住居跡などが見つかっている。

 町教委によれば、原石の出土状況から古墳時代前期には首長クラスに供給する玉製品を作っていたものの、後期になると地元の祭祀用の玉作りにシフトしたことが想定されるという。

 出土品を紹介する企画展「古のアクセサリー工房」が6月6日まで唐古・鍵考古学ミュージアム(田原本町)で開かれている。企画展では約300点の玉製品や原石、曽我遺跡や秦(じん)楽(らく)寺(じ)遺跡(同町)、布留遺跡(天理市)で見つかった玉製品も展示されている。

 また、十六面・薬王寺遺跡では馬の骨や製塩土器も出土。馬の飼育が行われていた可能性があり、昭和56年度の第1次調査で見つかった木製の鞍の一部も並べられている。

 問い合わせは同ミュージアム(0744・34・7100)。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ