囲碁の中学生棋士・仲邑菫二段13連勝 十段戦予選に勝利
囲碁の中学生棋士、仲邑菫(なかむら・すみれ)二段(12)が13日、大阪市北区の日本棋院関西総本部で行われた「大和ハウス杯 第60期十段戦」(産経新聞社主催)予選Bの1回戦に出場、252手までで堀本満成(みつなり)五段(31)に黒番5目半勝ちし、3月からの連勝は「13」と自己記録を更新した。
堀本五段には昨年3月、名人戦予選で敗れていた。対局後、仲邑二段は「ずっと細かい碁だと思っていました。次も良い碁が打てるように頑張ります」と語った。中学生になった4月以降は11戦全勝で、今年の成績は24勝2敗。約480人いる囲碁棋士のなかで、5月6日から勝利数は単独トップに立っている。
初出場だった前期の十段戦で3勝をあげた仲邑二段は、この日の勝利で今期4勝目。予選A進出をかけて次戦の十段戦は中根直行九段(48)と対局する。