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大阪・茨木市、ワクチン接種求める高齢者殺到で窓口予約中止

 大阪府茨木市は、新型コロナウイルスのワクチン接種の窓口予約を中止すると発表した。市では6日から65歳以上の高齢者を対象に予約受け付けを始めたが、前夜から徹夜覚悟で並ぶ高齢者が現れるなどしたため。10日朝には、数百人の市民が集まるパニック状態となり、福岡洋一市長が陳謝する騒ぎとなった。

茨木市福祉文化会館前に張り出された窓口予約中止のお知らせ=茨木市
茨木市福祉文化会館前に張り出された窓口予約中止のお知らせ=茨木市

 市によると、6日から始まったワクチン接種予約の方法は、電話か市のホームページ(HP)、市福祉文化会館の窓口の3通り。いずれも、午前9時から先着順で受け付けるとしていた。すると、窓口での予約を希望する市民が同会館に殺到。6日午前7時45分頃には400~500人が会館前に集まり、職員らが整理券を配布して対応した。7日も早朝から市民が詰めかけ、整理券はすぐになくなったという。

 10日午前9時からの窓口受け付けは約120人分を予定していたが、前日午後6時頃から市民が集まりだした。同9時頃には約50人になったため、市は高齢者に徹夜で待たせることを避けようと整理券を前倒しで配布。同10時半頃までに配り終えた。

 その後、市は配布終了を伝える張り紙を出し、職員約10人が交代で来訪者の対応にあたったが、納得がいかないとする市民が多く、10日午前6時頃には数百人にふくれあがった。

 取材に応じた福岡市長は、整理券配布を前倒ししたことについて、「高齢者の健康を考慮すると、整理券を渡してお引き取りいただくしかなかった。賛否両論はあるが、安全第一を考えた」と説明。10日朝に自ら経緯説明にあたったことについては、「府内に緊急事態宣言が出されている中、市民の不安がピークに達しており、想定を上回る事態になった」と話した。

 市によると、電話での受け付けは23回線で対応しているが、つながりにくい状態が続いている。HPでの予約も連日、午前9時の開始から数分程度で受け付け終了となっている。予約受け付けは12、14、17日も予定しているが、窓口での受け付けについては同会館前に中止を伝える張り紙を掲出。それでも混乱が起きることも想定して、「24時間態勢で対応にあたる」(福岡市長)としている。

 同市の高齢者向けワクチン集団接種は12日から始まり、7月下旬までに約6500人が受ける計画。しかし、65歳以上の市民約7万人に対して、10分の1にも満たない。福岡市長は「市民の負担を軽減するためにも、予約システムを見直さないといけない」と話している。

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