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検査キットで消毒液の恩返し 大阪市の商社、大阪・八尾市に寄贈

 新型コロナウイルス感染の「第4波」を受けて大阪府内に3度目の緊急事態宣言発令が迫った23日、大阪市中央区の化学品専門商社、小池産業が大阪府八尾市に、感染の有無を判別できるPCR検査キット50セットを寄贈した。アルコール消毒液が品薄になった昨春、製造委託先を探す同社に八尾市の企業が手をさしのべて大量の製品を確保できた経緯があり、今回の「恩返し」になった。

大松桂右市長(右)にPCR検査キットを手渡す森川知伸執行役員=八尾市役所
大松桂右市長(右)にPCR検査キットを手渡す森川知伸執行役員=八尾市役所

 小池産業は電子材料や樹脂など化学品全般を取り扱う専門商社で、明治44(1911)年の創業以来110年の歴史がある。

 同社に対して昨年春ごろ、コロナ渦で急激に需要が高まったアルコール消毒液を大量発注したのは、東大阪市の町工場から発祥したことで知られる日用品大手、アイリスオーヤマ(仙台市)。小池産業は即座に製造委託先を探したが、「当時はどこも手いっぱい。断られ続けていた」と森川知伸執行役員は当時の状況を振り返る。

 そうした中で、八尾市のある企業に声をかけたところ、消毒液の充填(じゅうてん)からパッケージ化まで製造全般を請け負ってもらえた。「非常に助けられた。アイリスオーヤマとの関係も強化できた」(森川氏)と苦境を助けられた小池産業が今回、恩返しの思いで、市にPCR検査キットを提供することにしたという。

 第4波の感染拡大では八尾市も、市立学校の一部が休校になるなどの影響を受けている。大松桂右(けいすけ)市長は「感染爆発といっても過言ではない中、タイムリーな申し出でありがたい。市民の安心・安全のために使わせていただく」と感謝。森川氏は「今回の寄贈で終わりではない」と、今後も同市への協力を惜しまない姿勢を示した。

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