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中学生以上の全ての世代で体力低下傾向 コロナ禍の影響「可能性ある」専門家

 スポーツ庁は23日、昨年6~11月に実施した令和2年度体力・運動能力調査の速報値を公表した。握力や50メートル走など体力テストの結果を点数化した合計点(平均値)が、中学生以上の全ての世代で前年度に比べて低下傾向を示した。調査は新型コロナウイルス感染拡大の第2波と重なり、サンプル数が例年の6分の1程度のため、同庁は参考値扱いとしているが、調査に関わった専門家は「新型コロナによるライフスタイルの変化が影響した可能性もある」と推測した。

 調査は、小学生(6~11歳)▽中高生・大学生(12~19歳)▽成人(20~64歳)▽高齢者(65~79歳)-の男女・世代別に実施。世代に応じ、握力や50メートル走、ボール投げなど6~8項目の体力テストの結果を点数化し、その合計点の平均値を算出した。

 スポーツ庁は調査を全都道府県に依頼したが、実施の可否は都道府県の判断とした結果、実施した都道府県は半数に満たず、サンプル数は前年度(約6万3千人)の6分の1程度の8431人にとどまった。同庁は「コロナ禍が結果に及ぼした影響を評価するのも難しい」と説明している。

 調査によると、小学生の合計点は、10歳の男子56・81(前年度比0・72増)、女子57・83(同1・14増)となるなど、11歳を除く全ての年齢で前年度を上回った。一方で、中高生・大学生、成人、高齢者はいずれも前年度よりもわずかに低下する傾向が目立った。

 最も点数が低かったのは、男女ともに成人の60~64歳。男性が28・70(同1・6増)、女性が27・87(同0・1増)だった。

 また、週1日以上の運動を行っている割合は、小学生男子85・9%、同女子81・0%▽中高生・大学生男子75・5%、同女子59・3%▽成人男性52・1%、同女性40・4%▽高齢者男性72・5%、同女性86・4%-で、男女とも前年度から大きな変化はなかった。

 多くの年代で低下した理由について、調査に協力した順天堂大大学院の内藤久士教授は「短絡的に結び付けられないが」と断った上で、中高生は部活動の制限など、成人はテレワークの普及や子供が自宅にいる機会の増加によって外出が減ったことなどを挙げた。

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