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「強い措置を」「店は厳しい」 3度目の緊急事態宣言へ、街の声は

新型コロナ感染拡大が続く都内の飲食店では、マスクをして談笑する人の姿が見られた=22日午後、東京都千代田区(三尾郁恵撮影)
新型コロナ感染拡大が続く都内の飲食店では、マスクをして談笑する人の姿が見られた=22日午後、東京都千代田区(三尾郁恵撮影)

 新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、大型連休にかけて3度目の緊急事態宣言が発令される見通しとなった東京。街では連休に帰省できなくなったことに落胆する家族や、より強い措置を望む人がいる一方で、宣言と感染拡大について「イタチごっこのよう」と冷めた見方の若者もいた。浅草や銀座などで人々の声を聞いた。(鬼丸明士、深津響、末崎愼太郎)

■帰省断念

 浅草寺を中心に商店街が広がる観光地・浅草。家族で歩いていた吉田拓朗さん(43)は、予想される緊急事態宣言のため福島県への帰省を断念し、子供の元気な姿を父母へ見せられなくなったと肩を落とす。「感染拡大を防止するならロックダウンなど、より厳しい措置を講じるしかない」と、長引くコロナ禍の早期収束を強く求めた。

 日本初のバーとして知られる明治13年創業の神谷バーでは今月上旬、蔓延(まんえん)防止等重点措置を受け、テーブルに設置するアクリル板の数を増やした。店内は地元客が目立ち、客入りもまばら。同店の増田元気さん(39)は「お土産を持っている人が少ない」「観光地での飲み屋は厳しい」と落胆の表情を見せた。

 「何をするのか内容が大事。感染拡大を止めたいなら、ロックダウンのように強いものを」。浅草に店を構える居酒屋の会社役員、佐藤紀彦さん(47)=足立区=も力を込めた。

■イタチごっこ

 宣言の影響を受けるのは飲食業だけではない。浅草演芸ホールを経営する松倉由幸さんは「昨年の4、5月のような休業要請だけは避けていただきたい」。同ホールは、6月から営業を再開したものの、来場客はコロナ前に比べ7~8割減の状況が続く。特に他府県からの団体客の減少が大きな打撃を与えているという現在は「ご常連の方に支えられて細々とやっている」と松倉さんは話す。

 銀座でも「前回の宣言は中途半端だった。今回はもっと強いものが必要」(港区の60代パート女性)との声が聞かれ、江東区の60代主婦は「路上飲酒が増えているのだから酒の販売も制限してほしい」と話した。

 一方、浅草の飲食店従業員、坂下優斗さん(24)は「結局、営業している店に人が集まるだけでは」と宣言の効果に懐疑的。銀座を歩いていた千葉県市川市の会社員、黒田奈々子さん(24)は「宣言が明けたらまた増える。イタチごっこだ」と話した。

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