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東北での死者数は最多…福島県、クラスター対策に本腰

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、福島県内の感染者死亡率(3月末時点)が全国平均の2・5倍に相当する4・5%と高水準で推移している。背景には、重症化リスクが高い患者や入所者が多い施設で、クラスター(感染者集団)が相次いだことなどがあるとみられる。こうした状況をふまえ、県では感染拡大が懸念される地域の高齢者施設などを対象に、職員のPCR検査を5月から実施するなどクラスター対策に本腰を入れる。

 県のまとめによると、県内で新型コロナウイルスの感染が確認されたのは2499人(3月末時点)。死者数は113人(同)で他の東北5県の合計103人を上回った。死者113人の年代別内訳は▽70代=22人▽80代以上=85人などで70代以上が全体の94・7%を占めていた。また、医療機関や福祉施設のクラスターに関連した死者数は97人に上り、全体の85・8%に達した。

 県内の新型コロナウイルス感染者の死亡率が高いことについて、県立医大臨床教授で福島市保健所長でもある中川昭生氏は「高齢の患者や入所者が多い医療機関や高齢者施設でのクラスターが多いことが大きいのではないか」と指摘する。

 県では、重症化リスクが高い高齢者らの感染を防ぐため、医療機関や高齢者施設などに基本的な感染対策の徹底を求めている。中川氏は「熱が37・5度以上ないから大丈夫などと考えず、せきや咽頭痛が出たときは、すぐに相談窓口に連絡するなどしてほしい」と訴えている。

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