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【話の肖像画】ブシロード会長、新日本プロレスオーナー・木谷高明(60)(7)決意の社名「ブシロード」

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社名「ブシロード」には夭逝(ようせい)した作家、吉田直さんへの思いが込められている
社名「ブシロード」には夭逝(ようせい)した作家、吉田直さんへの思いが込められている

 《平成6年に創業したエンターテインメント事業会社「ブロッコリー」で経営の最前線を走ってきた。事業が伸びて上場も達成した9年間と、その後の経営悪化でもがき苦しんだ4年間。最後は会社を追われることになったが、自らプロデュースした「退任式」で次の一手を打った》

 退任式を開いた会場でブロッコリーで企画製作した作品の声優が出演するライブ公演を行ったんです。約1100人のお客さんが集まってくれました。ブロッコリーにお願いして、このライブの後に僕の退任式を行い、ここで新しい会社の名前を発表したのです。多くのファンが集まる場で次の事業を発表することで、起業から数年でブロッコリーという会社を上場させた木谷という男が「また何かをやるのではないか」という印象をファンや業界関係者に持ってもらいたかった。そして僕が新たに再起業する会社が成功する可能性に、また賭けてもらおうという希望もあったのです。

 《華々しい退任式の舞台裏には46歳にして会社を追われてゼロからのスタートという現実があった。13年前に大手企業・山一証券を退職して独立したときと同様、資金集めが始まった。幸い、最終年に黒字に戻したブロッコリー株の売却益が元手となった》

 ブロッコリー株は値段がついていたので売却しやすかったのですが、株価は最盛期の4分の1にもなりませんでした。証券マンだったこともあり、「株価とは投資家がその会社の経営につけた“点数”でしかない」ということが身に染みましたね。でもそんな株価にした一番の原因は創業者であり、経営者でもあった僕にあるわけです。投資してくれた株主たちには本当に迷惑をかけてしまいました。

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