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重症病床逼迫の大阪 中等症からの転院、困難に

陰圧環境が整った部屋に運ばれる重症化した新型コロナウイルスの患者=4月9日、大阪市此花区(大阪曉明館病院提供)
陰圧環境が整った部屋に運ばれる重症化した新型コロナウイルスの患者=4月9日、大阪市此花区(大阪曉明館病院提供)
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 重症患者が16日、274人となった大阪府。重症患者数は13日から確保病床を上回っており、今も45人が軽症・中等症病院から転院せずに治療を受けている。府は約80床を追加確保できる見通しとするが、それでも府試算で重症患者数が最大に達すると見込まれる5月4日には100以上の病床が不足する見通し。重症患者の治療も担う軽症・中等症病院からは「手が回らない」との悲鳴も上がる。

試算では病床不足

 府が14日の対策本部会議で公表した試算は、新規感染者が8~14日まで前週比2倍((1))または1・5倍((2))に増加した後横ばいとなり、19日以降に減少する-との想定。重症者の数は(1)の場合、5月4日に最大427人、(2)では340人と見込まれる。

 府は「医療非常事態」を宣言した7日までに、24の重症患者受け入れ病院に病床を約70床上積みするよう要請。加えて24の軽症・中等症向け病院には、患者が重症化しても2人程度は治療を継続し、計約30床を事実上の重症病床として運用することを求めた。

 吉村洋文知事は、要請した計約100床のうち約80床は確保の見通しがたったとするが、全て積み増しても300床余りにとどまり、試算された最大重症患者数には届かない。このため、現在のように軽症・中等症病院から転院せずに治療を受ける患者がさらに増える可能性が高い。

 ただ、軽症・中等症病院の入院患者数も、府試算では確保病床を大幅に上回る。試算(1)では4月29日に2957人、(2)では同28日に2149人に達する見込みだが、府はまだ具体的な増床計画を示せていない。

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