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東京・三鷹駅で“南北問題” 蔓延防止区域で「仕方ない」「不公平」

 一方、南口の焼き鳥店には午後7時を過ぎても、スーツ姿の男性グループが吸い込まれていく。北口とは対照的に、満員の店もあった。措置の対象地域の閉店時間を迎えた午後8時、北口の飲食店は看板の電気を切ったり、シャッターを閉めたりする光景が見られた。

 午後8時40分ごろ、南口には食事を終えた人が駅に戻り始めていた。南口のそば店を出た八王子市の会社員の男性(41)は、「店は客でいっぱい。店員さんも忙しそうだった」と話す。「施策としては生煮えな気もするが、どこかで線を引くのは仕方がないのでは」と述べた。

 南口の静岡おでん店「ハナクラ」は午後9時、閉店を知らせる看板を入り口に置いた。オーナーの中山圭さん(40)によると北口のラストオーダー時間の午後7時ごろから、入店できるかを尋ねる電話が相次いでいるという。「北の飲食店とは仲良くさせてもらっているのに、いさかいの原因になってしまう。感染防止策と言いながら、三鷹市側に人が集まって、感染者が増えるなら意味がない」と憤った。

 都総合防災部の担当者は「対象外の市に人が流れているという意見は承知している。多摩地域では市内に一定以上の繁華街があることや感染状況などから対象の6市に決めた。市街地が市境にまたがって広がる『連坦(れんたん)性』がある地域は合わせて指定することも検討したが、基準を設けた」と話した。

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