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万博カウントダウンの花火大会 野鳥に配慮して延期へ

絶滅危惧種のコアジサシ(大阪自然環境保全協会提供)
絶滅危惧種のコアジサシ(大阪自然環境保全協会提供)
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 2025年大阪・関西万博のカウントダウンイベントとして万博会場となる大阪・夢洲(ゆめしま)で5月4日に開催予定だった花火大会が、8月以降に延期されることが分かった。5月は夢洲に飛来する希少な渡り鳥「コアジサシ」の繁殖期にあたるため、自然保護団体から日程変更の要望を受けていた。

 イベントは「レッツゴー万博2025」。関西の企業などでつくる実行委員会が万博のPRを目的に令和元年から開催しているが、昨年は新型コロナウイルスの影響で中止になった。

 今年はコロナの収束祈願や医療従事者への感謝の気持ちも込めて、来場者数を制限した上でオンラインで観覧者に映像を配信する形での開催を決定。コロナの影響で花火大会が中止になるなどして使われなかった花火を各地のメーカーから買い取り、国内最大級の4万5千発以上を夢洲で打ち上げる計画だったが、花火の光や音がコアジサシの営巣行為を妨げるとして、公益社団法人「大阪自然環境保全協会」などの自然保護団体が延期を要望した。

繁殖期を避けて

 これを受け、実行委はコアジサシが繁殖を終えた後の8月以降に延期して開催することを決定。「SDGs(持続可能な開発目標)を掲げる万博の理念にのっとり、周辺の自然環境に配慮した」としている。

 コアジサシは、日本に夏鳥として飛来するカモメ科の渡り鳥だが、近年は生息数が減り、環境省の絶滅危惧種となっている。

 同協会によると、万博開催に向けて埋め立て工事が進む夢洲は、コアジサシが好む砂礫(されき)だけの河川敷と環境が似ており、集団繁殖も確認されているという。大阪府と大阪市でつくる大阪港湾局は協会などからの要望を受けて、今シーズンからは夢洲にコアジサシの集団繁殖エリアを確保している。

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