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【話の肖像画】歌舞伎俳優・中村獅童(48)(20)両親の愛情を子供たちへ

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舞台、映画、ドラマと駆け回っていた30代のころ=東京・三越劇場(広川泰士撮影)
舞台、映画、ドラマと駆け回っていた30代のころ=東京・三越劇場(広川泰士撮影)

 《平成25年12月17日、母、小川陽子さんが心不全のため急死。73歳だった》

 17日朝、お風呂場で倒れていた母を発見して、すぐに救急車を呼びましたが、すでに息はありませんでした。その日も、東京・歌舞伎座の夜の部で「仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)」の舞台に立ちました。もちろん気は動転していましたが、千穐楽(せんしゅうらく)の25日まで舞台を無事勤めなくては、という思いで何とか平常心を保てたように思います。

 歌舞伎座の階段を重たい鏡台を担いで上る母の姿とかが思い浮かんでね。葬儀のときは「中村獅童は『小川陽子が作った最高傑作だった』と言われるような役者になれるように頑張ります」とあいさつさせていただいた後、最後に「お母さん、本当にありがとう」って号泣してしまいました。

 実は、母が亡くなる2カ月ほど前、都内で開かれたトークショーに親子で出演させていただいたんです。そのとき母は、僕が役者を続けてこられたのは「意地でやってきたようなもの。最初、『この子には役者は無理』『あきらめたほうがいい』と皆さんがおっしゃった。だけど私はニコニコ笑って聞きながらも心の中では負けん気が強いから、なにくそ獅童を役者にしてみせる、と思った」と話していました。そして、その思いが僕にも以心伝心した、と。この母の思いは胸にしっかり刻まれています。

 《27年、5年交際していた一般女性と再婚》

 妻の沙織(37)とは僕がよく行くアクセサリーの店で出会いました。僕はこう見えて落ち込みやすくて、家では何もしゃべらなかったりするんですよ。でも彼女はいつも明るいし、こういう人と一緒にいると心が晴れやかになれるかもしれないと思ったのがきっかけです。

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