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茨城・中核市1年の水戸市保健所の取り組み、ウイルス減らす意識が重要

水戸市保健所では、仕事場のホワイトボードや壁に進捗状況などを掲示して可視化することで業務の効率化を図った(永井大輔撮影)
水戸市保健所では、仕事場のホワイトボードや壁に進捗状況などを掲示して可視化することで業務の効率化を図った(永井大輔撮影)

 水戸市が昨年4月に「中核市」へ移行してから1年が経つ。中核市の代表的な仕事の一つに「保健所の設置」がある。移行初日は、くしくも市で初めて新型コロナウイルス感染者が確認された。水戸市保健所が新型コロナとどのように向き合ってきたか、土井幹雄所長に話を聞いた。(聞き手 永井大輔)

仕事後の達成感重視

 「新型コロナの感染が広がることは読めており、覚悟を決めていた」。感染症対策のプロは昨年4月の心境を振り返る。出来立ての保健所では、人員の数と質がともに不足しており、土井所長は、働き手の心を折らないために、厳しい仕事の後に達成感を持てるよう采配を振るった。

 情報共有を徹底し、課題とその解決方法などの業務結果を各仕事場に掲示して可視化。共有を続けるうちに、指揮能力や処理能力、整理能力など各職員のスキルが自然と浮き彫りになり、各分野にリーダー的存在が自然に生まれるようになった。土井所長は「今、誰がどのように働いているかが見えることで、年齢や役職に関係なく、努力や結果といった能力で指揮を執る人が自然に決まる」と語る。

コロナ患者聞き取り向上

 感染確認後、保健所が行う拡大防止策は患者から接触者数や程度を聞き取ることから始まる。土井所長によると、患者の8割は感染のショックで話ができない。潜伏期間に何をしているかを聞くが、1週間前の行動は覚えていない人も少なくない。そのため、聞き取りには専門スキルを要する。

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