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自殺者2年ぶり増加、コロナ禍影響か 埼玉

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 埼玉県内の昨年の自殺者数が前年比76人増の1186人となり、2年ぶりに増加に転じたことが8日、県などへの取材で分かった。県は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う健康への不安、生活苦などが影響したケースも多いとみて、相談体制の拡充を図る。

 昨年の自殺者数の月ごとの推移をみると、1~7月は90人前後で推移し、8月に105人に増加、以降は11月まで100人台が続き、ピークの10月は155人を記録した。その前年はおおむね90人前後で推移し、最も多かった月でも112人だった。

 自殺の原因・動機をみると「健康問題」が754人(前年704人)でトップだった。次いで「経済・生活問題」が155人(同154人)、「家庭問題」が84人(同65人)だった。

 年代別では50代が210人(同187人)で最も多く、40代の205人(同203人)、30代の170人(同142人)、60代の157人(同152人)と続いた。

 県疾病対策課の担当者は「感染拡大が長期化し、健康に不安のある中高年を中心に心の悩みが重なった可能性がある」とみる。同時に「昨年の緊急事態宣言解除後に経済が一時的に回復した際、職が見つからない人たちが悲壮感を強めたとみられる」とも指摘した。

 県は、弁護士や精神保健福祉士ら専門家が対面で応じる相談会を開いており、昨年7月から、従来の月2回から月4回に回数を増やしている。若者向けに、会員制交流サイト(SNS)を活用した相談受け付けの取り組みにも近く着手する予定だ。県幹部は「悩みがあれば一人で抱え込まずに、早めに相談してほしい」と話している。(竹之内秀介、中村智隆)

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