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高齢者へのワクチン接種を前に、知恵絞る自治体

振り分けに工夫

 12日の週に初回分が届く北海道旭川市では特別養護老人ホームなどを優先する予定だが、入所者の急な発熱など当日に接種できない事態も想定。無駄なく接種を実施するため、施設職員に事前登録してもらうなど「ワクチンを余らせない仕組みも検討中」という。

 八雲町は19日の週に届く1箱(975回分)を、高齢者施設と職員の双方に同時接種する。町内には比較的規模の大きい老人ホームが5カ所あるが、保健福祉課の戸田淳課長は「準備ができたところから順次進めたい」と話す。

 宮城県石巻市では、12日の週から高齢者施設での接種を始めるが「未接種の医療従事者がまだ200人ほどいる」(ワクチン接種対策室)ため、状況に応じて一部を医療従事者に振り分ける方針だ。

不透明さに苦慮

 感染者が急増し5日から蔓延(まんえん)防止等重点措置が適用されている大阪市は、4月末までに約6600人分、6月末までに約70万人分のワクチンが供給されると試算。今月12日以降に介護老人保健施設などの施設の入所者から接種を開始する予定で、それ以外の一般高齢者は5月17日以降を予定している。

 接種券については、予約や問い合わせが殺到するのを避けるため、段階的発送を検討しているが、日程は決まっていない。「ワクチンの供給量はあくまで見込みで不透明な点が多い。詳細なスケジュールを定められない部分もある」と市の担当者。「国からの情報や担当大臣の発言も注視し準備を進めている」と話す。

 東京都日の出町も、ワクチン供給スケジュールの不透明さに気をもむ。町内には施設入所者も合わせて約6300人の高齢者がいるが、供給が決まっているワクチンはわずか約1千人分。担当者は「町の高齢者人口の半分程度のワクチン量を確保できないと、集団接種を進めるめどが立たない」と頭を抱えている。

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