PR

ライフ ライフ

高齢者へのワクチン接種を前に、知恵絞る自治体

 名古屋市の接種会場に届いた高齢者向けの新型コロナウイルスワクチンを確認する市職員=8日午前
 名古屋市の接種会場に届いた高齢者向けの新型コロナウイルスワクチンを確認する市職員=8日午前

 65歳以上の高齢者約3600万人を対象とした新型コロナウイルスのワクチン接種が12日から始まるのを前に、千葉市や東京都八王子市などの一部自治体に8日、ワクチンが到着した。接種の優先順位は市区町村に委ねられており、施設入居者などから接種を始めるところが多いが、先行配分されるワクチンの少なさや、供給スケジュールの不透明さに、頭を悩ます自治体も少なくない。

施設や91歳以上から

 国は5日以降、1瓶当たり5回打った場合、約5万人が2回接種できる分のワクチンを47都道府県に出荷。各都道府県が市区町村に割り当て、接種順は市区町村が判断する。

 東京都世田谷区では、感染者集団(クラスター)が発生した際の危険性を考慮し、特別養護老人ホームなどを対象に12日から接種を開始。4月中にワクチン3箱(2925回分)が届く予定の神奈川県藤沢市は「最後のとりでになる医療機関のクラスターは防がなければならない」(担当者)と、医療機関で長期入院が見込まれる高齢者から接種を始める方針という。

 岩手県花巻市は、12日の週に届く1箱(975回分)について「家庭内感染が増えていることや最初に届くワクチン量が限定的」として、特に重症化リスクの高い91歳以上の市民を優先。21日から5月8日にかけて、市内5カ所の公共施設で接種を行う予定だ。

 一方、世田谷区と並ぶ都内の先行接種自治体である八王子市では、4月5日に先着順で行った接種予約が約1時間半で上限の1900回分に達し、市民からは「予約できなかった」「電話がつながらなかった」といった声も上がった。担当者は「今後のワクチン供給スケジュールは知らされておらず、次回も先着順で募集するかは未定」としている。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ