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仙台、大阪、神戸などで防止措置初日 「今は耐える時期」も観光への打撃懸念

 「まん延防止等重点措置」が始まった仙台市で通勤する人たち=5日午前、JR仙台駅前
 「まん延防止等重点措置」が始まった仙台市で通勤する人たち=5日午前、JR仙台駅前

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて5日、大阪府と兵庫、宮城両県で「蔓延(まんえん)防止等重点措置」の適用が始まった。仙台、大阪、神戸、西宮、尼崎、芦屋の6市が対象で、期間は大型連休が終わる5月5日までの31日間。ゴールデンウイーク(GW)にもかかるため、営業時間短縮が要請される飲食店だけでなく観光への打撃も懸念される。対象地域では理解を示す声の一方、長引く自粛への嘆きも聞かれた。(塔野岡剛、中井芳野、小川恵理子)

▼仙台

 「仙台の奥座敷」と呼ばれる仙台市太白区の秋保(あきう)温泉。「ホテル 華乃湯」の専務、上田静香さん(41)は「いまは耐え忍ぶしかない時期」と、苦しい胸中を明かした。

 同ホテルは昨年4月の緊急事態宣言で創業以来初めての休業を経験した。一度は客足が回復したものの、同12月に政府の観光支援策「Go To トラベル」が停止されると、宿泊客が激減。今年3月18日に宮城県と仙台市が独自の「緊急事態宣言」を発表すると、予約のキャンセルが相次いだという。

 「現在が一番状況が悪化しているときだと思うが、先が読めない。(財政的に)体力があるうちは(感染の)波に合わせて、しっかりと対策をして営業するしかない」と、言い聞かせるように語った。

 重点措置の適用を受け、仙台市では行政職員による飲食店への見回りが始まった。同市の繁華街・国分町の居酒屋の男性店主(50)は「自助努力にも限界があり、もうロックダウンしかないのではないか」と嘆きつつ「(コロナ禍から)1年以上もたち、どのような状況がクラスター(感染者集団)を生みやすいか学習している。(感染)リスクが低い店もひとくくりにされるのは納得がいかない」と訴えた。

▼大阪

 大阪市の繁華街・キタ周辺では、食事中も会話時はマスクをする「マスク会食」を促す貼り紙が見られた。

 商業施設で化粧品を販売する同市北区の吉田愛さん(23)は「私自身も含め若者を中心に会食の自粛につながるのでは」と効果を期待。同市福島区の会社員、伊波考一(たかかず)さん(68)は「高齢者や基礎疾患がある人と同居している人もおり、規制はありがたい」と安堵(あんど)しつつ「前回の緊急事態宣言の間も街には多くの人があふれていた。(重点措置は)今さらという感じで効果はあるのか」と首をかしげた。

 多くの会社員らが行き交うJR天王寺駅周辺でも、重点措置の効果を疑問視する声が相次いだ。同市東成区の主婦、岩崎加奈さん(38)は「一度、我慢が緩むと再び抑制するのは難しい。緊急事態宣言の解除が早すぎたと思う」と話した。

▼神戸

 神戸市の中心部でも、マスク姿の会社員や学生らが足早に通り過ぎ、いつもと変わらない朝の光景が広がった。神戸市垂水区の男性会社員(64)は「昨年から外食を控えているので生活への影響はない。外食自粛や飲食店への時短要請よりも、ワクチン接種を早くできるようにしてほしい」と話した。

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